ましゅまろの趣味日記

ツイッターで収まりきらず、ブログに至りました。

Ado「マーズ」ツアーの感想

はじめまして、もしくは、お久しぶりです。

ましゅまろきなこ⊿ (@weiss_prfm) / X
と言います。

X/Twitterをご覧になられると、分かる通り、普段は別の界隈でわいのわいの、音楽を楽しんでおります。
ほんのちょっと、いや、大きな間違いしていたら凄く失礼ですが、生暖かい目で見ていただければ嬉しいです。

マーズ全体

ライブといえば、そりゃライブ6時間前から始まりますよね。
と言うことで、ざっくり本日の格好を言葉で説明しようと思います。

  • 花柄ブラウス
  • ガウチョパンツ
  • ポシェットとトートバッグ

我ながら、いつものライブの格好と違くてソワソワしてました。こんな可愛らしい服をライブできたのは生まれて初めて。

横浜アリーナ

何度も会場に足を運んでは、ライブやイベントに参加していたため、かなり安心して見ていました。

音響

反響といい、強いベースが飛びにくい会場と認識していたんですが、裏切らなかった!
あとで個別の曲に対して、感想を投げるのですが、これだけ言わせてください。
エレクトロ系出身者による曲たちの持つ魅力を損なうことなくベースが生き残っていて、感動していました。
バンドアレンジとだけあり、エレクトロのベースの良さとバンドの良さをかい摘んだ、ハイブリッドで好きです。
エレクトロの重すぎ部分をカットし、バンドでは鳴らせない「重要な電子音」を残し、
「CD音源としてのAdo」

「世界観を保つライヴのAdo」
を完璧に線引きしたなと感じました。

舞台セット

Adoさん、本人は「顔出ししない」「舞台限定でも見せない」と徹底した姿勢で、それを尊敬したスタッフの賜物だなと感じとりました。
特に、背景が歌詞表示の場合もあれば、映像美を魅せることもあり、Adoの歌うシルエットで「生パフォーマンス」とそれを引き立てる演出が素晴らしかったです。
音のノイズとリンクして、映像ノイズが入るなどの細やかな演出は、個人的に好きでした。
とある音に注目して、「音を何らかの形で表現する」それは、大好物です。

それぞれの具体的なお話は、後々しますとも。ええ。
必ず、ライブ2時間後の頭をフル回転して記憶の強いところを書き記していきます。

Adoさんライヴ初参戦の初々しい感想を
オタク目線でも、後方腕組みでも、何でもよろしいです。
お楽しみいただければと思います。
(すでに1000字を超過しています。本当に好きなところをかい摘むでも構いません。)

そうそう、ましゅさん、普段は「エレクトロに身を鎮め、音楽に合わせたダンスと演出に浸る」という界隈のために、「本人以外の人が板の上にいる」ことに慣れておりません。生暖かい目でいてください…世間知らずみたいな感じです。


セトリや曲目については、Adoさんファンのポストを参考にしています。
x.com

踊(Bon-Odo Remix)

原曲の時点から、GigaさんらしいリズムとGigaさんらしくない音だなと感じていたら、
しょっぱなは「バンド隊による再現」で始まり、ただただ楽器の生演奏の圧力とAdoさんの力の入った声に圧倒されていました。
四つ打ちとだけあって、客席のボルテージが最初からブチ上がるアツい状況でしたね。
すみません、好きな音楽性の作曲者だったために一曲目から、テンションがおかしいやつがアリーナ席のどこかにいたと思います。それ、ましゅさんです、きっと。

私は最強

これ、個人的に照明演出班に大拍手を送りたいです。
透明感の溢れる「私は最強〜♪」の歌声に合わせて、ホリゾントに円形設置されていた照明が一気に引き込む光線を出したことに鳥肌していました。
見たことない新しい景色すぎました。
サイリウム系持ち込み禁止の照明命の演出を見続けてきましたけど、ペンライトあっても「照明で人を惹きつけられるんだ」と感じましたね。それぞれに良さがあるね。

FREEDOM

実は、一夜漬けで何となくコールのある場所を予測してました。助かりました。
ただ、リズムのノリは何回か狂いました。リズム感ないわけじゃないんだ…覚えきっていないんだ…あと、ノリが潜っている界隈と違うっぽいんだ。
周りの猛者、見本をありがとうございました。すっごく助かりました。最前列じゃなかったのですが、ある意味助かっていました。
コールする楽しさが詰まった曲ですね。声出しライヴが戻って良かった!
本当に良かった。コールするための曲じゃないか!
Wow〜!!

阿修羅ちゃん

跳ねたり、ペンライトを振ること、そして、コールすることで頭がいっぱいで演出が頭から抜け落ちています。
コール楽しかった………
あんだすたん?Understand?のくだり、もう一度やりたい…

ウタカタララバイ

えっと、何で噛まないんですか、Adoさん…
かっこいいところを決めきれないという可愛さの塊のAdoさん、曲じゃキッチリ決めてくるのは惚れる。惚れます。
ハイテンポゆえに、滑舌との戦い、そして、声の使い方が一気に変わる曲調と、難易度激詰めなのに、その歌い方の姿勢はどうなってるんだ…
元演劇部と言う経歴の私でもよく分かりません。腹筋使った発声できる姿勢じゃないよね?
何でそんな彼女がクローゼットで収録してたんだ…(困惑)

unravel

東京喰種ファン通ります。鳥肌してました。
この曲順で、この声を今出すかと。
喉潰さないというプロの塊を感じるとともに、セトリ順でここに突っ込んで、さらに突っ走るのか…と違う意味でも驚いていました。
いや、どの界隈でも「何でこの曲の次にこれを入れた!?体力勝負がさらに体力勝負になっていないでしょうか?」があると思うんですけど、まさにそれです。

ブリキノダンス

四つ打ち系大歓迎!ということで騒いでました。
個人的に、バンド隊をこの曲は眺めていたのですが、みんな楽しそうなんだよな、これが。
バンド隊がノリノリでギターかき鳴らしていたり、ドラムを叩いているのを見て、セッションの楽しさを実感してました。
セッションできるぐらいに楽器は上手くないので、一向に一人で楽しんでいます。エレキを弾き語りしてるアンバランス人間が通ります。

行方知れず

悲しげな声で始まるのに、サビで力を持つボーカルに引き込まれたと感じました。
Adoさん、かっこよく、力強い声をお持ちなので、振り幅を最大限活かした楽曲で、Adoさんの中で好きな曲ランキングにランクインしました。
向日葵でも感じましたけど、「聴かせるターンに、ふと聞こえる悲しげかつ、でもどこか温かい優しい声」のニュアンス声が光る〜と感じました。

リベリオン

叫んでました。吹っ飛んでいく曲好きなので、テンションごと攫われました。
少し濁るような声質で叫んで、飛ばしていく様は疾走とは違って、全力さをひしひしと感じました。

Tot musica

いわゆる、魔物を呼び寄せる呪文のところは本当に、鳥肌で、その後の「何かに絶望を感じ続ける」声色に引き込まれましたね。
背景はずっと、向こうから「骸骨」とも言い切れぬ何かが此方を覗いている。不気味な映像と、不気味な声色に引き込まれましたね。
Adoさんの持つ力強い声はライブ終盤に差し掛かっても健在で、尊敬です。
MCの時の彼女の声は、まっすぐ飛ぶ声というより、ダウナー気味な落ち着いているのに、歌になると「まっすぐ飛んでくる」発声に切り替わっていて、好きだなとなりました。ちょろいです。声大好きです。
本当に、しゃべるような歌声とか、まっすぐ飛ばすとかいうニュアンス大好きなんです。

うっせぇわ

Adoさん彼女の火付となった楽曲だけあって、後ろのリリックもかなり光っていましたね。
ここは、Adoさんのライヴ暴れポイントを理解したかのような背景で、演出スタッフとAdoさんの信頼関係見せつけられた気分です。
「彼女の力強い声が暴れる部分」で背景の画像も暴れたり揺れたりしていたんですよ。細かい!そういうのいいよ〜!

Ready Steady

ご本人様くることある!??(ありました)
ここからのアンコール、めっちゃくちゃにエレクトロ系出身作曲者の音が散りばめられるどころか、暴れまくってて、騒いでました。
この感想を書いている私のふくらはぎの疲労は、ここからのアンコールで全て作られました。
この曲、脱力で音が落ちたり、J-Popにはあまりないメロディラインなのに、歌って音を当てていくご3人方何者ですか。アーティストってヤバい生き物ですね。

逆光

あの、Adoさんの顔見せしないという方向性を知っていたが故に
「カメラで抜いた映像をその場で、背面スクリーンに投映する」
という即効性に驚かされました。
ええええええええええ、そうくる?そうきちゃう?
というか、振り付けも音を取るかのような動きでお美しかったですね。

GigaさんとTeddyLoidさんが暴れる楽曲で、私も暴れていました。
お二人のエレクトロ系統で4つ打ちで基本的にリズムが全体的に狂わないのに、彼女の歌だけ、裏取りになったり、と観客の私は踊っては聞いて一番忙しい思いしていたかも。
Gigaさん特有の重心重めな重低音、上げて下げてという音程の脱力感を含むラップパートと、TeddyLoidさん特有の聴かせるパートでの重低音を重たくさせすぎない透明感のある音やキャッチーな上澄の音が本当にいい!
横アリの音響の良さを信頼しきって聴いていました。

新時代

というわけで、推し界隈の中田サウンド登場で飛び跳ねておりました。汗だくです。何で最後の最後で、滝汗なんでしょう。反省です。エレクトロで騒ぎすぎました。
音に関しては、重低音だけ打ち込みだったのかな…いつもの中田さんの重低音が聴こえた(気がしている可能性もあります)。
本当に、中田さんのずるいところ、急に可愛いカケラを放り込んでくるところなので、Adoさんの声が可愛くなる瞬間を音楽の中で布石として置いてあったりするのが好きなんですよね。
ありがとう。Adoさんにとって、大事な曲として残ってくれていて。そして、貴女のこの先を望むための曲となっていることに、もともと「映画のための」曲から昇華し、「彼女の行く末」を見つめる曲へと変貌していて、鳥肌しました。

MCたち

とにかく、カッコつけたAdoさんというより、ファンとの交流の場なんだなと感じました。そして、二日連続でなぜか逃走中の話へとなっていく様は、好きなものを追っている人の姿に見えて、可愛かったですね。
あとここからは、個人的に推しと重なってきてしまって、涙ぐんだ話も絡まってきます。
彼女がおっしゃっていた「さいたまスーパーアリーナという大きな目標を達成した時の喪失感と不安感」は、私の最推し、出身界隈でも起きていて、それを思い出しましたね。
そこに辿り着くまでには、方向や経由地がキッチリ定まっているのに、そこを通り過ぎてしまうと、次に目指すべき目標が見えない。
そんな中で蜃気楼→マーズと私が知らない景色をAdoファンたちに見せつけてきたのかと思うと、どれだけのエネルギーを目標に費やしたんだろうか、疲れすぎていないだろうか、と心配にはなっていました。だからこそ、マーズの話を聞いた時に、「そうじゃないんだ、なんかしら明るいところは勘づいているのかな」と此方も希望が持てるMCをしていて、強かなお方だと感じましたね。

そんなこんなで、長文お気持ち表明分みたいな感想も、お時間です。
書きたいことを全て書き切りました。

Adoさん、バンド隊の皆様、そして演出スタッフ・会場スタッフの皆様、Adoさんファンの皆様
千秋楽という最高の舞台をありがとうございました。そして、ツアーお疲れ様でした!
そして、国立競技場おめでとうございます!すごいぞ!国立だよ!野外だよ!
スパンが早い、それだけ、Adoさんにとっても、ライヴを引き受ける方々にも気持ちの良い、いいファンに囲まれていらっしゃることなのだと計り知れないほどの魅力を感じています。

最後に、なぜ、私がマーズに参加したのか。
Adoさんファンの友人に誘っていただいたからです。ありがとう、友人!
私にこの景色を見せてくれて!!