ましゅまろの趣味日記

ツイッターで収まりきらず、ブログに至りました。

Ado「マーズ」ツアーの感想

はじめまして、もしくは、お久しぶりです。

ましゅまろきなこ⊿ (@weiss_prfm) / X
と言います。

X/Twitterをご覧になられると、分かる通り、普段は別の界隈でわいのわいの、音楽を楽しんでおります。
ほんのちょっと、いや、大きな間違いしていたら凄く失礼ですが、生暖かい目で見ていただければ嬉しいです。

マーズ全体

ライブといえば、そりゃライブ6時間前から始まりますよね。
と言うことで、ざっくり本日の格好を言葉で説明しようと思います。

  • 花柄ブラウス
  • ガウチョパンツ
  • ポシェットとトートバッグ

我ながら、いつものライブの格好と違くてソワソワしてました。こんな可愛らしい服をライブできたのは生まれて初めて。

横浜アリーナ

何度も会場に足を運んでは、ライブやイベントに参加していたため、かなり安心して見ていました。

音響

反響といい、強いベースが飛びにくい会場と認識していたんですが、裏切らなかった!
あとで個別の曲に対して、感想を投げるのですが、これだけ言わせてください。
エレクトロ系出身者による曲たちの持つ魅力を損なうことなくベースが生き残っていて、感動していました。
バンドアレンジとだけあり、エレクトロのベースの良さとバンドの良さをかい摘んだ、ハイブリッドで好きです。
エレクトロの重すぎ部分をカットし、バンドでは鳴らせない「重要な電子音」を残し、
「CD音源としてのAdo」

「世界観を保つライヴのAdo」
を完璧に線引きしたなと感じました。

舞台セット

Adoさん、本人は「顔出ししない」「舞台限定でも見せない」と徹底した姿勢で、それを尊敬したスタッフの賜物だなと感じとりました。
特に、背景が歌詞表示の場合もあれば、映像美を魅せることもあり、Adoの歌うシルエットで「生パフォーマンス」とそれを引き立てる演出が素晴らしかったです。
音のノイズとリンクして、映像ノイズが入るなどの細やかな演出は、個人的に好きでした。
とある音に注目して、「音を何らかの形で表現する」それは、大好物です。

それぞれの具体的なお話は、後々しますとも。ええ。
必ず、ライブ2時間後の頭をフル回転して記憶の強いところを書き記していきます。

Adoさんライヴ初参戦の初々しい感想を
オタク目線でも、後方腕組みでも、何でもよろしいです。
お楽しみいただければと思います。
(すでに1000字を超過しています。本当に好きなところをかい摘むでも構いません。)

そうそう、ましゅさん、普段は「エレクトロに身を鎮め、音楽に合わせたダンスと演出に浸る」という界隈のために、「本人以外の人が板の上にいる」ことに慣れておりません。生暖かい目でいてください…世間知らずみたいな感じです。


セトリや曲目については、Adoさんファンのポストを参考にしています。
x.com

踊(Bon-Odo Remix)

原曲の時点から、GigaさんらしいリズムとGigaさんらしくない音だなと感じていたら、
しょっぱなは「バンド隊による再現」で始まり、ただただ楽器の生演奏の圧力とAdoさんの力の入った声に圧倒されていました。
四つ打ちとだけあって、客席のボルテージが最初からブチ上がるアツい状況でしたね。
すみません、好きな音楽性の作曲者だったために一曲目から、テンションがおかしいやつがアリーナ席のどこかにいたと思います。それ、ましゅさんです、きっと。

私は最強

これ、個人的に照明演出班に大拍手を送りたいです。
透明感の溢れる「私は最強〜♪」の歌声に合わせて、ホリゾントに円形設置されていた照明が一気に引き込む光線を出したことに鳥肌していました。
見たことない新しい景色すぎました。
サイリウム系持ち込み禁止の照明命の演出を見続けてきましたけど、ペンライトあっても「照明で人を惹きつけられるんだ」と感じましたね。それぞれに良さがあるね。

FREEDOM

実は、一夜漬けで何となくコールのある場所を予測してました。助かりました。
ただ、リズムのノリは何回か狂いました。リズム感ないわけじゃないんだ…覚えきっていないんだ…あと、ノリが潜っている界隈と違うっぽいんだ。
周りの猛者、見本をありがとうございました。すっごく助かりました。最前列じゃなかったのですが、ある意味助かっていました。
コールする楽しさが詰まった曲ですね。声出しライヴが戻って良かった!
本当に良かった。コールするための曲じゃないか!
Wow〜!!

阿修羅ちゃん

跳ねたり、ペンライトを振ること、そして、コールすることで頭がいっぱいで演出が頭から抜け落ちています。
コール楽しかった………
あんだすたん?Understand?のくだり、もう一度やりたい…

ウタカタララバイ

えっと、何で噛まないんですか、Adoさん…
かっこいいところを決めきれないという可愛さの塊のAdoさん、曲じゃキッチリ決めてくるのは惚れる。惚れます。
ハイテンポゆえに、滑舌との戦い、そして、声の使い方が一気に変わる曲調と、難易度激詰めなのに、その歌い方の姿勢はどうなってるんだ…
元演劇部と言う経歴の私でもよく分かりません。腹筋使った発声できる姿勢じゃないよね?
何でそんな彼女がクローゼットで収録してたんだ…(困惑)

unravel

東京喰種ファン通ります。鳥肌してました。
この曲順で、この声を今出すかと。
喉潰さないというプロの塊を感じるとともに、セトリ順でここに突っ込んで、さらに突っ走るのか…と違う意味でも驚いていました。
いや、どの界隈でも「何でこの曲の次にこれを入れた!?体力勝負がさらに体力勝負になっていないでしょうか?」があると思うんですけど、まさにそれです。

ブリキノダンス

四つ打ち系大歓迎!ということで騒いでました。
個人的に、バンド隊をこの曲は眺めていたのですが、みんな楽しそうなんだよな、これが。
バンド隊がノリノリでギターかき鳴らしていたり、ドラムを叩いているのを見て、セッションの楽しさを実感してました。
セッションできるぐらいに楽器は上手くないので、一向に一人で楽しんでいます。エレキを弾き語りしてるアンバランス人間が通ります。

行方知れず

悲しげな声で始まるのに、サビで力を持つボーカルに引き込まれたと感じました。
Adoさん、かっこよく、力強い声をお持ちなので、振り幅を最大限活かした楽曲で、Adoさんの中で好きな曲ランキングにランクインしました。
向日葵でも感じましたけど、「聴かせるターンに、ふと聞こえる悲しげかつ、でもどこか温かい優しい声」のニュアンス声が光る〜と感じました。

リベリオン

叫んでました。吹っ飛んでいく曲好きなので、テンションごと攫われました。
少し濁るような声質で叫んで、飛ばしていく様は疾走とは違って、全力さをひしひしと感じました。

Tot musica

いわゆる、魔物を呼び寄せる呪文のところは本当に、鳥肌で、その後の「何かに絶望を感じ続ける」声色に引き込まれましたね。
背景はずっと、向こうから「骸骨」とも言い切れぬ何かが此方を覗いている。不気味な映像と、不気味な声色に引き込まれましたね。
Adoさんの持つ力強い声はライブ終盤に差し掛かっても健在で、尊敬です。
MCの時の彼女の声は、まっすぐ飛ぶ声というより、ダウナー気味な落ち着いているのに、歌になると「まっすぐ飛んでくる」発声に切り替わっていて、好きだなとなりました。ちょろいです。声大好きです。
本当に、しゃべるような歌声とか、まっすぐ飛ばすとかいうニュアンス大好きなんです。

うっせぇわ

Adoさん彼女の火付となった楽曲だけあって、後ろのリリックもかなり光っていましたね。
ここは、Adoさんのライヴ暴れポイントを理解したかのような背景で、演出スタッフとAdoさんの信頼関係見せつけられた気分です。
「彼女の力強い声が暴れる部分」で背景の画像も暴れたり揺れたりしていたんですよ。細かい!そういうのいいよ〜!

Ready Steady

ご本人様くることある!??(ありました)
ここからのアンコール、めっちゃくちゃにエレクトロ系出身作曲者の音が散りばめられるどころか、暴れまくってて、騒いでました。
この感想を書いている私のふくらはぎの疲労は、ここからのアンコールで全て作られました。
この曲、脱力で音が落ちたり、J-Popにはあまりないメロディラインなのに、歌って音を当てていくご3人方何者ですか。アーティストってヤバい生き物ですね。

逆光

あの、Adoさんの顔見せしないという方向性を知っていたが故に
「カメラで抜いた映像をその場で、背面スクリーンに投映する」
という即効性に驚かされました。
ええええええええええ、そうくる?そうきちゃう?
というか、振り付けも音を取るかのような動きでお美しかったですね。

GigaさんとTeddyLoidさんが暴れる楽曲で、私も暴れていました。
お二人のエレクトロ系統で4つ打ちで基本的にリズムが全体的に狂わないのに、彼女の歌だけ、裏取りになったり、と観客の私は踊っては聞いて一番忙しい思いしていたかも。
Gigaさん特有の重心重めな重低音、上げて下げてという音程の脱力感を含むラップパートと、TeddyLoidさん特有の聴かせるパートでの重低音を重たくさせすぎない透明感のある音やキャッチーな上澄の音が本当にいい!
横アリの音響の良さを信頼しきって聴いていました。

新時代

というわけで、推し界隈の中田サウンド登場で飛び跳ねておりました。汗だくです。何で最後の最後で、滝汗なんでしょう。反省です。エレクトロで騒ぎすぎました。
音に関しては、重低音だけ打ち込みだったのかな…いつもの中田さんの重低音が聴こえた(気がしている可能性もあります)。
本当に、中田さんのずるいところ、急に可愛いカケラを放り込んでくるところなので、Adoさんの声が可愛くなる瞬間を音楽の中で布石として置いてあったりするのが好きなんですよね。
ありがとう。Adoさんにとって、大事な曲として残ってくれていて。そして、貴女のこの先を望むための曲となっていることに、もともと「映画のための」曲から昇華し、「彼女の行く末」を見つめる曲へと変貌していて、鳥肌しました。

MCたち

とにかく、カッコつけたAdoさんというより、ファンとの交流の場なんだなと感じました。そして、二日連続でなぜか逃走中の話へとなっていく様は、好きなものを追っている人の姿に見えて、可愛かったですね。
あとここからは、個人的に推しと重なってきてしまって、涙ぐんだ話も絡まってきます。
彼女がおっしゃっていた「さいたまスーパーアリーナという大きな目標を達成した時の喪失感と不安感」は、私の最推し、出身界隈でも起きていて、それを思い出しましたね。
そこに辿り着くまでには、方向や経由地がキッチリ定まっているのに、そこを通り過ぎてしまうと、次に目指すべき目標が見えない。
そんな中で蜃気楼→マーズと私が知らない景色をAdoファンたちに見せつけてきたのかと思うと、どれだけのエネルギーを目標に費やしたんだろうか、疲れすぎていないだろうか、と心配にはなっていました。だからこそ、マーズの話を聞いた時に、「そうじゃないんだ、なんかしら明るいところは勘づいているのかな」と此方も希望が持てるMCをしていて、強かなお方だと感じましたね。

そんなこんなで、長文お気持ち表明分みたいな感想も、お時間です。
書きたいことを全て書き切りました。

Adoさん、バンド隊の皆様、そして演出スタッフ・会場スタッフの皆様、Adoさんファンの皆様
千秋楽という最高の舞台をありがとうございました。そして、ツアーお疲れ様でした!
そして、国立競技場おめでとうございます!すごいぞ!国立だよ!野外だよ!
スパンが早い、それだけ、Adoさんにとっても、ライヴを引き受ける方々にも気持ちの良い、いいファンに囲まれていらっしゃることなのだと計り知れないほどの魅力を感じています。

最後に、なぜ、私がマーズに参加したのか。
Adoさんファンの友人に誘っていただいたからです。ありがとう、友人!
私にこの景色を見せてくれて!!

CODE OF PERFUME & Primavera Sound

すごく、よかったですね!

今回の欧州フェス・ライブはハイペースどころか、リニアモーターカーレベルの時速で飛ばしましたよね。

Primavera Soundは家出発の時間は動かせないからと、朝早く起きたりしながら…その日はやることやりながら、頭ぽやぽやでしたけど。
さらにはCODE OF PERFUMEですよ。前日まで配信チケット買おうか悩んだんですけど、寝る前に「えいや!新バイト始まった景気払いだ!」と買ってましたね。
そして、ABEMA配信勢だったのでAM 3:50起きですよ。ライビュ勢には頭が上がりません。

というわけで感想投下です。
毎度の如く、語彙力は低下する一方です。世の中のブロガーどうやってるんだ。

Primavera Sound

まず、バルセロナのフェスですね!いやぁ…屋外フェスいいなぁ…

あと、ヨーロッパ時間、すごく懐かしいです(何度かツイートかサークルで話しているかと)。
今の時期だと、内陸部はすごく過ごしやすい気候なはずなんですよ…
寒暖差があるだけで、ようやく春だ!とか、夏手前だ!!梅雨とか雨季はないので。

そういう時期だってわかっていると、Perfumeさんたちがあのハードな曲目をこなしても「気候的には不安ないな」と別視点で見てました。
真夏の日本でやってみろ、湿気と暑さの二重苦です。
羽田に着いた途端に「湿気」をセンシティブなレベルで、欧州は無縁なんですよ。

話題が逸れました。気候的にすごく安心してました!

あとは、このPrimavera Sound、いいところどりの欲張りセットしましたね。
海外人気曲、Reframeシリーズという、海外でやったことのない演目を引っ提げてましたよね!
すごくよかったけど、この時点で新幹線並みの飛ばし方なんですよ。明らかに休む気のないセトリでしょ!!

それだけ、
今の「Perfume」を海外でやりたい!
Perfumeを知ってもらいたい!
こんなにクールなんだぜ!
を表に出したかったんだろうな。

CODE OF PERFUME

さぁ、ところ変わってロンドンです。

ABEMA勢だったので、公式禁止で普段はできないペンラを装備するつもりでした。
なんですけど、テンション上がって、ライブ同様の振りをしたくなって、ペンラは4曲目で脱落しました。

MCも色々聞き取っていて、いや、その時にこんなことを言っているんだなぁと、理解したんですよ。
記憶落としたましたが。

総評

詰め放題セット
この一言です。

  • COSMIC EXPLORER
  • Reframe
  • [polygon wave]
  • PLASMA

このシリーズやツアーのいいところを煮詰めて、海外人気曲も織り交ぜて、
9年ぶりのロンドンに魅せにやってきた!という意気込みを感じましたね。

人気曲組

「これがPerfume」を魅せ、そして、久々の海外に久しぶり!と言い放つようなセットリストで、初っ端からアクセル全開。
すごいって。

しかも細かい話をすると、
PrimaveraではエレワはCD音源verだったのが
CODE OF PERFUMEではライブ音源ver([Remastered])だったんですよ。
フェスでは緩急をつけるための曲だったのが、ワンマンだとアクセル踏みっぱなしなんですよ。
強い。

PLASMA出身組

この子達はコンセプト曲勝負です。一歩引きながらも、PLASMAツアーのエッセンスだけが上手く抽出されています。
しかもこのSpinning Worldのためだけに赤い衣装に早着替えですよ??
その後のアンドロイド&の時にも、ミニイレブンプレイもしっかりいて微笑ましかったですよね。
あと、何気に、今回、∞ループ、初生披露でしたね。

海外のファンを喜ばせるはずの公演、地味に日本側のライビュ・配信勢にも大きな爪痕残してません?
ありがとうございます。

Reframeコンセプト組

この子達だけは、出身じゃなくて、Reframeによって更なる飛躍を遂げたので呼び方変えてるんですけど…
あの、コロ助がちゃんと動く「あのFUSION、あのedge(⊿-mix)」をやり遂げているんですよ!?
すげぇ…SXSWの時は、網戸持っていくの必死っていってたのに…気がついたらこうよ
コロ助くん、大飛躍です。

COSMIC EXPLORER出身

いや、
「Atmospheric Entry」
だけが、CEコンセプトなんですよ。

しかも、涙腺崩壊させないでください。泣いてた。
メンバー紹介ターンの時のあの演出は、色々思い出しますよね。
今はどうか分からないけど、
なぜかMVだけがYoutubeで欧州ブロックされてた時に見れた演出の一部が凝縮されていたりするので。

[polygon wave]出身組

さぁ、コロナ禍中のライブ再開の狼煙ですよ。
いいなぁ、いいなぁ!Remix音源を生で浴びたいよ〜〜!!!!

さらには無限未来を、Perfume LIVE 2021 [polygon wave]のバージョンでやったんですよ!?
日本組、生の現場で見れたの1万人ぐらいしかいないんですよ!?(そのうちの一人ですが)
私は前方斜めから観てた組なんですが、生放送入ったこと思い出してました。

そのレベルで濃ゆいんですよ!
CODE OF PERFUME、現地参戦組おめでとうございます。
これで貴方も立派な貴重な一人です。

新曲

「新曲」とサラッとABEMA広告で言われて、ファンは

  • 最新曲発表
  • 再度ロンドンに来るまでに発表された楽曲の数々

で派閥分かれしてましたね。

どっちも正解だったんですけど。

PLASMA明けのPerfume初っ端でこれか!
楽しい盛り上がり曲だ!と個人的に乗ってました
家揺れたと思います。すみません。

ロンドンで最新曲をやったからには、それだけ「海外にも重きを置きたい」ってことなんだろうなと。
あと、FCツアー前にサラッと爆弾投下するな!!こっちが歓喜しまくる!

ということで、嬉しすぎて、はげてました。

最後の盛り上がりから、締めまで

体力お化け。
Perfumeもだし、ファンも。
今回のライブ、明らかにペース配分おかしいんですよ、狂ってるんですよ(褒め)。
ずっと新幹線乗ってたのに、休む暇なく、FAKE ITとチョコレイト・ディスコですよ?
気がついたらリニアモーターカーレベルのペース、びっくりするしかありません。

あと、振り付けをしっかり覚えているの、みんな練度が高い!



久々の海外ライブ、Perfumeも感極まることがあったようで、本当にこっちも泣けてきそうでした。
あ〜ちゃんは、泣きそうになったり、感情をあらわにしていて楽しそうだったし
かしゆかは、あどけなさだったり、微笑みを投下したり、
のっちは、覚醒したり、可愛らしい一面を見れたり。

本当にありがとうございました!楽しい一週間になりました!!

感想: 小説「わたしの幸せな結婚 二」

感想というより、個人の感情をぶつけるだけの文章です。
感想を投げるに必要な情報としてネタバレは不可避なので、ご注意を。

今更ですけど、表紙が1から2にかけて、お互い見向きもしてなかったのにチラッと横目で見てるのすごく良くないですか!?
いや、こういう構図からも関係性が透けて見えるのっていいですよね。

ということで、そんなこんなでただただ壁打ち、初読感想会になります。

感想

さあ、貴婦人の立ち振る舞いをと勉強始めた美世さん、初っ端から1巻同様の
『許容される範囲の行動を全て網羅する』
という傍から見ても無理を敢行する姿があったように思えます。
もちろん、清霞も心配そうにしていたりしていますけど、染みついた行動原理はなかなか変わらないんだろうな。

前回の感想には書いた記憶はありませんが、
清霞は櫛だったり、着物の件といい、行動はできる男ですよね。寡黙なおかげで感情を相手に見せなかったりしますけど。
でも、成長の片鱗は清霞にもあるように感じられ、ようやく、美世に言葉で許容を伝えているんですよ。
あの男が、「頼れ」と。
ずっと美世の安心できる場を作ろうとして「信用度が下がるから謝りすぎるな(意訳)」と言ったり、
あえて本人が隠したがっている物事を見なかったり、
かといって不干渉ではなく彼女が意思さえも閉じ込める要因となった義実家を調べ上げたりしている。

清霞の発言に含まれる表面の情報にあった信用と謝罪の関係性は難しいですよ。でも、彼なりに言いやすい形で行った結果、安心しろということが言葉の裏に隠れてしまっていたのかなと。
これを機に読み直していると、清霞も少なからずどういった温度感であれ「美世への好意」は存在していますし。ただこの男、好意は好意でも、どのラインなのか読者にも読み取らせないんですよね。どこですか。ここの解釈したいのに上手く落とし込めなくて、ずっと踠いてる。壁の私が踠いている。

かくかくしかじかで、美世は清霞の元を離れるという状況になりましたけど。
そのちょっと前に清霞の感情・考えの共有の少なさが裏目に出て、美世も自尊心の低さから考えの解釈が異常にネガティブに行き、
結果として1巻と同じように『苦から逃げるために意思を閉じ込める』選択肢が復活してるんですよね。
安心できる場であった清霞の隣も、本人の邪魔だと思われれば、虐げられず、苦のない方へ。そういったことから出た『どちらでも』の返答だったのだろうな。

ただ清霞が倒れた時には、美世は自分の意思で会いに行くことを請い、そして自ら危険をおかしてでも動いた!
ここに全てが詰め込まれていると思います。もう、ここよ。
清霞が迎えに行きたかったっていうのはわかる。

わかるんだけども、美世が動いたことが
『過去を乗り越えたか』
『他人(継母や異母妹、新)という圧力に対しても行動できるようになったか』
この証左になるのではないんでしょうか。

美世が意思を持ち、それを確立させたのが一巻であるなら、
意思を維持し、保持して、進展させたのが二巻の軸に思えます。

P.S.
「姉」の名はかなり乗り越えましたね、美世さん。
本当はここに感想入れ込みたいんですけど、6巻まで読んでしまったという事で、そっちの印象もあるかと思うので。
そのうちに。

ふぅ。言いたいこと言えた。でも文章能力は上がりませんね。

感想: 小説「わたしの幸せな結婚」

こちら、感想を述べるにあたる作品の事象をぼかしながらお伝えするので、ネタバレあります。正直読まないと全然わからないお話してるかもしれません。私の備忘録ですので。

まず、実は1年ほど前に試し読みで出会っていたはずの作品なんです。小説の文体や雰囲気、コミカライズ版の綺麗で繊細な絵柄に惹かれ、1年間ネット通販のブックマークがされていました。当時、ライブの遠征が控えていたこともあって買えなかったんだろうな、私。
今回、1年間も放置し続けていたブックマーク整理をしたところ、やっぱり読みたい作品は買おう!と決心し、無事に買いました。しかも、すぐ読みたい欲が勝ち、小説とコミカライズを求め、書店を駆け巡りました。ざっと、10店舗ほど…。私の行動圏内には書店がたくさんあって、本の虫としては喜ばしいんですけど…映像化が控えている作品とだけあって、品薄も品薄。すごいですね、実写化の影響。久々に実写の影響力がすごいんだなと感じました。今まで実写化しても、元々入手していた作品であったり、時節過ぎてから私が触れていたりとなかなかリアルタイムで感じることがなくて驚いてました。

前座はここら辺にしておきます。長いですね。ツイート4個分です。国語がどうしても苦手な人が書いておりますゆえ、拙い文章ですが心の荒れ様を残します。

初読の感想

ストーリーや登場人物の詳細は映画やアニメのイントロダクションを読んでいただけたらと思います。

とにかく1〜2巻までは、主人公・美世の抱える過去が洗いざらいしていく形で物語が進んでいました。
主人公の実母である前妻・後妻という両親の夫婦関係や異母姉妹という複雑な家庭環境の中で虐げられていた彼女としては、
やはり「意思」の確立がテーマだったように思えます。

先に生まれた者が家を継ぐ時代、後妻と異母妹が家内で上に立つにはどうしても長女の存在が邪魔になるという構図。そこに加えて、先天性の才能を重んじる家であったために、それを持たぬ主人公は後妻・異母妹にとっては格好の餌食でした。家長の妻ともなれば他からの非難もし難く、表立って美世を救う者はいなかったようです。そういった事から、美世はとても自尊心も誇りも意思も薄弱な表現が多々見られてました。心が痛い。回想は心が痛いです。

突如として家を出された美世の嫁ぎ先が幾度も婚約破棄の事実が積み重なる男とだけあり、何処まで実家が美世を邪魔に思っていたことか…。
私の家は自由人だらけなので、ここまでの事は想像つきませんね。
虐げが無くなることを思えば美世にとってはいいと思うのですが、同時に婚約破棄がされることとなれば居場所を本格的に失うという四面楚歌の状況。命懸けですよ。無理。生きれる自信ないよ…。こんな四面楚歌になれば当然、自分の意思を潜めてまで苦から逃げようとしますよね。

実際、そんな生活は無かったようで、美世のことを大切に思う人々のおかげで徐々に、美世の意思が朧げながらも現れはじめていました。
心理学を学ぶ私からすると心理学がここに隠れてるのか、なんて要らぬことを考えていました。
虐げの現実が無くなったことで、無意識的に潜めていた意思を自覚していく様は本当に第三者視点で安心してたんです。ですけど、ここで学習された虐げに対する生き延びる方法はやはり体に染み付いている事を知らされましたね。
一度、意思を潜めるという学習された反応は、しないようになっても、同じ状況が起きれば容易に同じ反応(意思を潜める事)をするようになるという。心理学です。
もう、創作の場所にまで学んだことが染みつくので、教養って大事ですね。

ここまで主人公・美世側に寄って見ていたんですけど、婚約者・清霞もまたいろいろ心境の変化あって面白かったですね。
幾度も婚約候補者に興味を持っていなかったのですが、あまりにも無い意思や過去を語らない・悟らせない美世に純粋な興味を持ったようです。
全然ラブストーリーの予感なさすぎて、少女漫画の甘い雰囲気が連続で続くと本を投げそうになる私がスルスルと読めてました。
そうですよね、清霞としても美世は「何故ここまで語らないし、家柄や家格のある自分に対し玉の輿のような状況で何もしないのか」疑問をもたせますよね。

美世のスタンスも自分の出来ることは自分でやるのではなく、許容される行動範囲の中にある全ての「生きるに必要な事」をやり抜いていましたから。その行動に至るまでの思考過程に使用人の有無や財の多さは関係なかったのかと。

あまりにも怯えた様子の美世に清霞が寄っていくというより、安心できる場をただただ示していくのが最高でした。ありがとうございました。
清霞は自らの言動を裏目に解釈する美世に対して、ある時は行動にしておいたり、ある時は口に出したり。でも寡黙で、自分の心情は一切喋らなくて。
おそらく感情に則した行動はできるはずなのに、感情を伝達・表出することを異様にしない。でも、美世の安心できるようにと、清霞の行動によって、美世は確実に自分の安心できる場を持ったんだと思います。だからこそ、生き残るための意思の潜めが必要なくなったのかなと。

確かに、幸次さんも美世にとっては大切なお人ではあったと思うんですけど、清霞と違って安心の二文字はなく、「今の辛い状況から目を逸らさせてくれる」という付加価値に過ぎなかったのかなと。こちらは完全に斎森家という囲いで、運に似たなにかだったのかな。
幸次さんと美世も、夫婦になる未来もあったとは思うんですけど、そういった場合は安心できる場所の提供は難しかったんじゃないかな。
矢面に立てるタイプのお方ではなく、鎮める・今あるものを必死に繋ぎ止める方が得意に見えたので。

そうした過程を経て、徐々に美世の中に意思が宿り、なんや勘やで反論を覚えた。反論の後の酷い仕打ちがあったとて、自分の意思を言い張っていました。成長した!すごい!我が子!(違います)意思を表出できるようになって、さらには恋が芽生えたんですね!隣がいいんですね!!などと私は騒ぎました。

って思ってたんですよ。6巻を読み終わるまで。徐々に書きますとも。そのうちと言いたいんですけど、初読の感想って残しておかないと自分の考えさえも忘れるのでメモはあります。そのうち、メモを読みやすく、かつ自分の考えていたことを忘れないようにと頑張ります。

PLASMAに行った感想たち

どうも、はじめまして!

https://mobile.twitter.com/weiss_prfm
と言います。この名前に見覚えがありましたら、きっと、どこかでお会いしていますね。

今までも、密やかにReframeや[polygon wave]の感想をTwitterにあげたり、仲間内と語り合ってました。しかし、私自身、ツアーは初参戦FP以来という感極まりぶりで、突発的な企画です。続くかは謎だけど、自分としても興味のある分野の体験会だと思い、割り切ってます。ブログって私にとっては、先人の知恵であったり、体験が詰まっているようなものと感じているので。

さて、PLASMAの感想ですが、下書き時点で1曲流すごとに1感想を目標にタイピングしていました。そこから読みやすく少し表現を変えたり、順番を変えたりしていますが、それでも私のタイピング能力が下書き時点で試されています。清書をする頃には記憶は抜け落ちていますから。

PLASMA全体について

まず、全体的に360度を観客に囲まれる形のステージ+正面がない演出で、前回のアリーナツアー(2018, FUTURE POP)よりも角度の違いが楽しめる内容でした。
初プラズマは有明アリーナ2日目の3階席(Gブロック)にいたのですが、斜め上から光の軌跡や全体像を基本見ていた形でした。ただ、3階席は急なのでジャンプ欲が恐怖心に負けました。隣に同行者がいたのも相まり、膝屈伸の形でジャンプしてました。サッカー観戦で後方で緩くジャンプしてる感じなのですが…伝わるかな?
あと唯一入れた遠征の大阪はアリーナ席南ブロックを当ててしまい、あたふたしていました。ちなみに、FFさんとコンタクト(手を振ってお互いを確認できる程度)ができました。ライブ中もぼっちが爆踊りしてたので周りの皆さんすみません。約150cmが暴れておりました〜!
以下、セトリを含むネタバレを大いに含みます。ご注意ください。北海道のファイナル終わったから、と公開していますが、円盤等を楽しみに待たれる方は、ぜひ、この先を読まないことをお勧めします。

PLASMA

有明のハコでは、おそらく反響しやすい音が高音なのかな?低音がとにかく響きにくくて、って感じでした。もう記憶が薄れてるので、有識者いたらすみません。素人質問をご遠慮ください…。音響設備や調整の賜物であろう、ボイスの煌めき感がCDよりも増していて、なおかつお家の貧弱スピーカーではざらつきを感じるボイスもクリアな印象でした。有明という初めての会場でPerfumeの息のボイチェン感が表現された瞬間、音響チームを心の中で拝んでいました。ありがとうございます。
そして、いつもオープニングのセットが豪華ですが、今回も豪快なセットでびっくり…まず、円柱が上昇すると共に降り立つんですよ??あ〜ちゃんは某所で「ワイヤーに吊られたい」と言ってて、まさか、すぐにやらないでしょ…と予想していたので度肝抜かれています。最初だぞ、心臓持つのか、私。

Flow

はじめまして、ライブ演出!ようこそ!!という楽曲です。有明②では、新入り顔でファンも各々の楽しみ方をしていましたね。かくいう私もその一人で、体を揺らしながら見ていました。双眼鏡は飛び跳ねの時に絶対邪魔になるので、裸眼です。持ってすらいない。
角のある雲がうようよしていた記憶があり、さらに、あの布がいい感じに現世離れしていて、本当に好きです。MVの時のお衣装モチーフな感じで優しい世界でした。

ポリゴンウェイヴ (Original Mix)

布回収が鮮やかで、セット転換の速さに驚きました。アイデアとチームの練習や予行、実行力の賜物を見せていただきました。この曲、[polygon wave]を現地なり、Amazon Primeなりで浴びている人が多く、盛り上がりの部分の手拍子の揃いとPerfumeのダンスが掛け合いみたいになってて楽しかったです。ライブを重ねて楽曲が徐々に成長している瞬間を2021年8月の初披露時から、Reframeを経て、それが完成した瞬間に立ち会えた気分です。一応、Reframeのライビュ以外は立ち会っていることになります。嬉しいわね。
あと、曲順について、自分なりに拙い言葉でいろんな解釈が出てきてます。Flowでは「あの日の未来が夢のように」と言ってる部分があって、チームPerfume目線でセトリ決めの瞬間から、「未来に向けて、夢のような感じで走ってる」のではないのかな…と思いました。polygon waveもコロナ禍一発目のできるかどうかの中での開催だったと思うので、リンクしてる箇所だと捉えています。そしてこの解釈からポリゴンウェイヴで、ステージ上のPerfumeが「これはユメ?」と念押ししているのではないでしょうか。それとも、現実と捉えてなお「疑問」や「不安」に対する確認とも取れるかもしれないです。あの、公式さん。軽々とオタク側の「生きてた?生きてる?推しって生きてるよね?」の件を盗み聞きしたかのような解釈できる曲順は私が喜ぶので、これからもお願いします。

再生

こちら、アルバムの感想で指摘していた『アルバム中最古参曲』なんですよ。思い出してみてください、PLASMAの中だけ、この子だけ2.26.を経験しているんです。P3でしれっとお披露目されている曲なんです。そこからImaginary Museumや[polygon wave]とライブやファン向けにパフォーマンスを重ねているだけあり、Perfumeとファンの掛け合いのシンクロが素晴らしい状況でした。
曲順について、夢や現実の証左への疑問を見たと思うのですが、この曲で完全に生きてるよって証明された瞬間に思えます。深掘りだって言われればそれまでですが、夢では全身全霊は成し得ないし、なにより身体があります。ここから放心で、ところどころ、感想がおぼつかなくなります。

MC

あ〜ちゃんはコスプレの女性や少女、さらにマイメンTを着ていない目立つ男性を見つけては、身振り手振りで会話が成り立っているのだなと実感しました。[polygon wave]と比べて、ファンたちも進化していらっしゃいました。あ〜ちゃん曰く、「反応や会話の身振り手振りがアメリカン」だそうです。特に、コスプレの方は「お願いして、支払いして、受け取った」を伝えきって、なおかつそれを汲み取ったPerfumeは「あれオートクチュールよ?」と未来のミュージアムのこぼれ話サラッとしていました。10年越しに色々情報開示されると私も追いつきません。のっちさん単体でのMCでは「アルバムもらった時に…2年ぐらい前ね、その時から本当にライブ演出が楽しみだった。」とも言っていてかなり、暖めたご様子でした。そりゃ言いたそうにうずうずしているのもわかります。ゆかちゃんは「どうも〜生身です〜」とお辞儀をしては、のっちさんも便乗し、「生身です〜」は会場を笑いに誘っています。もうここまでで腹筋が痛いです。そして、いつも通りの「初めての人」コールで上げてる人が見えて、拍手してました。多分、場違いです。私はライブはFPから、そして聴き続けてたのはGAMEの時からです。ライブに行くまでの間が空いてます。行動・実行力はありませんので、初めての人の行動力に尊敬です。
大阪では「NiziUちゃんのためにハコを温めておかなきゃ」と言い、あたためてました。なお、あ〜ちゃんのNiziUちゃん親御目線、もしや粒らもだろ、とお気づきのようで……ば、バレた??存在しない記憶を持ってるのバレた??バレましたか!!え、やだ、恥ずかしい。(たまに感情が上振れして、禿げそうになってます、生暖かい目でご覧ください)

Drive'n The Rain

こちら、アルバム中、一番緩やかでしっとりしていると感じたのですが、進化してきました。最初、車を運転するかのように椅子に座って踊っていて、だけどもTake me Take meのように近くで揃いを意識させるダンスではなかったですよね。と思ったら踊り子です。ハイヒールを履いたおみ脚を椅子に乗っけるでない!反則です。クリティカルヒットしています。3階からでも、脚と太ももと椅子の輪郭の三角州が見えるんですよ。アリーナ席では、がっつり下の太もも見えてるんでR18ですよね、ゲームじゃないけど、CERO: Zですか??ああ、今回は特に画力が追いつかないのが惜しい、惜しすぎる。(粒たち、いつもおみ足見ておいて、耐性ついてるはずなのに、あれだけは色んな意味で耐えられませんよね、異論は認めません?)
振り付けですが、サビ部分は歌詞とリンク性高くて、本当に好きの部類です。回転するステージだったため、その振り付けを全方向で見れるということは、まさに展示物の鑑賞しているかのようです。円盤を待っています。

ハテナビト

すごく可愛かったですね、朝日っぽい演出で、この曲は本当に可愛かった。しかも歌詞が「会いたい」と言いつつも今までに多かった恋愛調ではなく、マワルカガミのようにPerfumeとファンの関係性が見えるような曲です。まさにPLASMAの解釈のかけらを凝縮したかのような印象を抱きました。曲順も雨の中で大変でも、運転するほど頑張ってきて会いに来てくれたんだってPerfumeが言っているように感じました。異論は認めます。ここから、放心レベルがもう一段上がります。ネジが緩み始めます。

ナチュラルに恋して

ようやく10年越しにCDで聴き続けたパフォーマンスを生で見れました!しかも、サブステージへの道が「この曲のため」に準備されてて、その道中かわいいダンスが見れるんですよ…泣くでしょ…泣いてました。サビのステップ踏みながらそっとあ〜ちゃんが手を振っていたのを私は見逃しませんでした。隙あらば手を振るあ〜ちゃんかわいいですよね。かわいいです。大阪でのっちさんのお手振りいただきました。あののっちさんのお手振りだよ???全てが吹き飛んだよ。記憶がここから皆無です。

Time Warp(v.1.1)

こちらもImaginary Museumと[polygon wave]を経て、観客側の仕上がりを感じます。サビ前の静けさのところ、手拍子が少なくなったあとのサビで盛り上がるのすごく楽しいです。そして、お衣装の丈がライブ恒例の短さなので足元の動きが良く見えますよね。膝の曲がり具合とか。もう放心で思い出すのが大変です。
ナチュラルに恋してからこの曲聞かせられると、昔に帰ってみたいよね、思い出したいよねと心の中の私が呟いてました。こう考えると、Perfumeにも時間が適用されているのですから、何を言おうと生身ですね。「ここまでは」

∞ループ

こちら、転換曲で使われたけど、思いっきり今まで肯定してきた生身を掌返しで覆されました。「アイコン性」が際立つ演出を円形巨大スクリーンに投影して、驚かされてます。しかも、こちら、ダンスを写している時、どの角度からも3人が一度に同時に見えるように配置をしていらっしゃったのか、ダンスがひと目に見えて楽しかったです。補完しやすいの嬉しいです。そして、手のひらで踊るPerfumeのシーンでは、3階席は向こう側のスクリーンに投影された手がいい感じに透けていて遠近法が楽しかったです。これはいろんな角度から見るべき演出です。

Spinning World

∞ループの歌詞が世界に誘う位置付けであったら、円形スクリーンというショーケースで戯れるPerfume人形の世界がこちらです。断言します。これ、MVの時に「永遠にゼンマイを巻きつづけ、終わることのない楽園であり、終われない地獄だ」と思ったのですが、ショーケースを見せられたら、MVの世界が余計に補完されてしまいます。Perfume人形はショーケースから出られない命であるとも取れるし、逆に捉えればファンというショーケースの向こう側があることで美しく輝け、かつ終わることのない楽園であるという2面性を感じました。補完するとファン側が情報過多で大変です。

アンドロイド&

またもや、爆速転換でしたよね、早すぎる。そしてキャベツ衣装2代目だと勝手に感じたお衣装愛らしかったです。
がっつり、[polygon wave]を踏襲した演出で良かったし、[polygon wave]全てを異色であると表現するために、際立たせるためにELEVENPLAYをデータ化・レーザーで作られていく過程があって、高次元になってます。ステージはあえて3人という形がPLASMAと[polygon wave]の線引きをすると明確にしたのかなと思いました。一ファンの考えです。そして、振り付けもPerfume入力→ELEVENPLAY出力がデータ化されて、思いっきり技術に温かみから出力側のアンドロイド化が進んでて、楽しんでました。

マワルカガミ

アルバム収録バージョンでしたね!!!ですよね!!(ここだけ自信はある)
しかもよくよく思い出すと、Flowで夢のようだって言っていたのに、ここで夢を肯定しているんですよね。僕らの永い夢…ミラーボールのようにいたいと受け取りましたが、残念ながらSpinning Worldでショーケースで輝ける存在っていう解釈しちゃったので、私にとってはあなたたちはミラーボールです。あと、真ん中のボール(概念)美しいですよね。クリスマス時期のオーナメントとして欲しいです。

P.T.A.のコーナー

有明は「キ」グループでした。お近い方、皆さん手拍子がパッと消えて楽しかったです。のっちさんを凝視していました。
そして花火、枝豆、とうもろこし、美味しいし美しかったですよね。幻覚ですね。
大阪は「どないやねん」グループでした!あ〜ちゃんの「男子〜!女子〜!みんな〜!……あれ、なんだっけ?」というあのテンションは可愛かったですね。

ワンルーム・ディスコ(大阪ではParty Makerの後)

ナチュラルに恋して涙枯れているので、感情が喉まででかかっていました。声出そうで必死に堪えてた。振りは覚えています。楽しい。強制する気はないのですが、サビのテレレテレレの瞬間のみんな揃って手をかかげる姿が見えて、統制の取れた集団を見た気分です。ペンライトや光り物がないから、観客の手が影として見えるんです…まあ、ペンライト文化あるライブに行ったことないのですが。どの口が言うのでしょう。
曲順はまさに第4形態への不安も昔の曲たちと共に越えれば大丈夫、安心よねというふうに解釈しました。
あと、スタッフさん、特に音響班、ありがとうございます。アルバム⊿全体の曲調として、重低音が重要な盤というイメージがあるのですが、しっかりと『これがPerfumeの重低音の迫力だ』と前面に押し出されていました。MCのタイミングの音響の反響を聞いたときに、横浜アリーナやぴあアリーナMMと異なり、ぐわんぐわんと波のように反響が変化しているなって感じたんですよね。素人です。最初に宣言します。素人なので的違いなこと言ってたらすみません。ですが、正直低音の迫力が抜けそうと感じてて、感覚としては風呂場や銭湯の声やカポーンの音は聞こえるのに、落ち着いた声の人や低い声の人が聞こえにくさがあったと思うんですよ…音響班、私としてはとても感謝したいです。柿落としで音響の特性や会場の反響のクセの把握が進まない状況の中で高い修正力の賜物だと感じました。ありがとうございます。
大阪、後程のParty Makerと順序変えてきて「パワーアップしましたよ」って顔しててよかったです。好き。そして、体力はすっからかん。

Party Maker

イントロ聞こえた瞬間、みんな手の準備していて内心笑ってました。FPぶりですね!お久しぶりです。有明会場の席と席の角度が結構急でしたので飛び跳ねはライトな感じにしていました。今回はガッツリ照明さんの盛り上がりがすごかったです。照明の本気を見せられました。
そして、ファン側の手拍子も分かりきっている感じで煽り前から音量が大きいし、煽られた分だけさらに音量上がるんですよ。みんな手拍子用の音響を持ち込んでるの?と聞きたいレベルで、叩くもんだから手が真っ赤です。
この曲、ソロのっちさんのキレとあ〜ちゃんとゆかちゃんの揃った迫力が前面に出ますね。私の中で、この曲はのっちソロではなく、のっちの強さとあ〜ちゃんかしゆかの揃いを見せるそんな場だと思ってます。要するに強さとユニゾンの最大火力です。異論は認めます。
大阪で、がっつりゆかちゃんとのっちを堪能していましたが、すごく忙しいです、見どころいっぱいいで私倒れてしまいますわ〜

Puppy Love

とっくのとうに、出るはずの涙が枯れております。ぴあアリーナで思わせぶりなP.T.A.で振りを確認しておいて、やるよと意気込んでいたんですかね?(そんなわけない) けども、小学生ましゅさんに伝えてあげたい。「あんた、そのまま15年ほど好きでいな。聴けるし、楽しいし、あなたの沼はさらに深くなっていますよ」と。実際、ライブのために生きてる。
あとここに懺悔します。2回ほど(?)Pの向き間違えました。まだまだです。なお、有明の時には、隣にいる同行者のテンションを置き去りにして一人で盛り上がっています。すまん、同行者、ワンルーム・ディスコから私のテンションだけが一方的ですね。帰ってから腕を動かしてみると筋肉痛の原因これです。肩が痛い。持ち帰りましたよ、あ〜ちゃん!!

STAR TRAIN(Album-mix)

中学生で自分でCD買うようになった頃の曲です。泣くでしょ、涙枯渇してて心でずっと泣いてる。第4形態に進む節目だからこその曲に思えました。[polygon wave]のポリリズムはいわば転換点への着火剤、PLASMAのSTAR TRAINはその後の木材ですと言わんばかり。維持しにくいPLASMAを支える刺激のようです。しかも、360度観客だからこそ、魅力的に映る振り付けですよね。これ、片側ステージや出島やサブステージなど様々な設営ありますが、300度以上に観客いるステージが映えます。

MC

うるうるしてます。有明①は130分と表に堂々と書かれちゃったら頑張るしかないと巻いたら、ピッタリ130分で腹時計は正しかったとあ〜ちゃんが言っていて、涙と笑いが忙しいです。あ〜ちゃんは「私たちにも第4形態なんてよく分からんままよ」「あんなに第4形態とはとって聞かれちゃってるんだけどね」みたいなこと言ってました。そういうところ好きです。ゆかちゃんは補完しつつ、自分の思いを口にするし、のっちさんはあ〜ちゃんにバトンを渡される形で喋るんですよね。彼女らはそういう形で喋って、言葉を紡いでるって感じでとても好きです。最後に「未来に帰ります」と言われて、未来人だったんかい!と最後に特大ツッコミを心で入れてました。
大阪、のっちさんのお手振りいただいたおかげで、記憶爆散しました。感想すら書けません。

さよならプラスティックワールド

前振りで「まだやってない曲あるね、あれだなと思ってるよね?」とのっちさんに言われたこちらです。何気に初パフォーマンス。
明るい曲調なのにしっとりしているから、終わりの悲しさよりも、未来への勇気を感じました。しかもさ、パタパタと移動する3人がお人形のようで、それはそれは、可愛らしいんですよ。あ〜ちゃんはちょこちょこと、ファンサしてて好きです。

再度のPLASMA

アルバムリピートすると、さよプラのあとのPLASMAが来てもおかしくない、エピローグみたいだったと思うんですよ。アルバムの区切れ目がわからないと、私自身発言しています。

今回のエンディングでガッツリ解釈一致していたので拍手です。スタンディングオーベーションです。

あっという間でした。チームPerfume、ありがとうございました!素晴らしいライブでした!
以上、PLASMA、有明2日目と大阪1日目のレポートでした!!ここまでお読みいただき、ありがとうございました!